大腸憩室炎(入院8日目)

2013年5月17日(金)

 とうとう救急搬送されてから一週間が経過してしまった。当初、一番痛みのあった左下腹部(下行結腸)は、まだ少し痛むものの急激な差込が来るようなことはなくなった。

 反面、大腸が機能していないせいだろうが、膨満感がひどい状態が相変わらず続いている。日々目に見えた快復があるとは思っていないが、患者の気持ちとしては、昨日よりも今日に期待したくなってしまうのは心情というもの。それなのに、目に見えた進展がないのはとても辛い。

 差し当たっての治療は、抗生剤と電解質を補うこと。これは昨日までのブログに書いたことをそっくりそのまま繰り返しているに過ぎない。

 私自身はというと、腹痛は収まったものの、短期間での定期的な排便が収まらない。排便といっても、無色透明の液体が少しか、多少、褐色を伴う(腸壁のカス?)のようなものが混ざる程度で、膨満感を解消してくれるようなものではない。これが、1時間から1時間半間隔で、しかも就寝中も絶え間なく繰り返されている。正直辛い。辛いが、炎症を起こした腸が健康を取り戻すために代謝したものが排出されているのだと信じてトイレに行っている。

 医師の回診もあったが、腹部を触診し、腸の硬さがとれてきており改善しているとの見解。もうしばらく今の治療を継続し、腸の腫れが引くのを待つしかないとのこと。そんな悠長な・・・。

 職場に電話し、まだ経口食が許可されていないことなどを伝え、あと1週間の休暇を許可してもらった。この間、休日勤務2回、勤務時間変更1回を誰かに肩代わりしてもらうことに。本当に申し訳ない。

 元来仕事至上主義では毛頭ないし、むしろそうした考えを毛嫌いする方であるが、自分の不始末(体調とはいえ不始末には違いない)で他人に迷惑をかけるのは、この上なく辛い。

 とにかく、今は疲れた臓器を休め、薬で治療する方法しかないのだと思う。ただ、週明けになってもなんの進展がないなら、セカンドオピニオンなども探って行きたい。

(今日の治療)

 10:00~10:30 抗生剤(チエナム点滴静注用キット0.5g)

 10:00~13:00 ソルラクトS輸液(500ml)

 13:00~16:00 ソルラクトS輸液(500ml)

 16:00~19:00 ソルデム3輸液(500ml)

 19:00~19:30 抗生剤(チエナム点滴静注用キット0.5g)

 

 夕方、子供達がそろって見舞いに来てくれた。何を話すわけではないが、また明日も来ると言って帰っていった。ヒゲが伸びたと驚いていた。退院するまで伸ばし続けようと思う。

 家族みんなが揃っていられることの有り難みを改めて感じた。闘病の功徳なるものがあるのだとすれば、きっとこれこそが、それに違いない。