大腸憩室炎(入院9日目)

2013年5月18日(土)

 入院9日目。炎症の痛みはほとんど感じなくなったものの、1時間から1時間半間隔の排便は依然止まらない。排便といっても、無色透明(無臭)な水が出るだけなのだが、昼夜を問わずトイレに立たなくてはいけないのは鬱陶しい。少なくとも、この状態が改善に向けての正常なプロセス(通らなくてはならない通過点)なのか、異常なのかハッキリさせたいところだけれど、看護師さんに訴えても頷くばかりで是非について答えてもらえない。また、医師に聞いても丁寧な説明は得られず、忙しいこともあっていつも中途半端。

 一方、お腹の張りについては、幾分の改善が見られるようになってきた。明らかにお腹の出っ張り凹んできているので、これは良い兆候と見て良いだろう。

 本当ならば、透明な便とお腹の張りの関係が明らかになり、体調の改善が実感できるのが患者にとって一番ありがたいのだが、どうにも上手くいかないものである。

 また、別の動きとしては、看護師さんからセカンドオピニオンの受診を勧められた。その数なんとこれまで5人である。そこまで勧める理由を聞いてみた。

 どうやら、看護師さんの何人かは、私の下行結腸憩室炎の診断に疑問を抱いているようである。憩室の数が尋常ではなく多いこと、炎症が酷いことが、疑問の理由のようである。また、私の入院する病院は外科が種であり、一応、大腸内視鏡検査の施設はあるものの、結果の分析に至っては、他分野の医師の視点も含めた多角的な分析ができないことに看護師としても限界を感じている様子であった。

 とはいえ、お腹の張りも改善をみせており、ここにきて転院、さらに検査に踏み切るには、既に仕事を10日以上休んでいる現状からも難しい。かといって、複数の看護師から異口同音に勧められた再検査も無視するに忍びない。ひとまずは、退院後、体調の落ち着いた段階で、大病院の検査を受診したいと思う。

 

(今日の治療)

 10:00~10:30 抗生剤(チエナム点滴静注用キット0.5g)

 10:00~13:00 ソルラクトS輸液(500ml)

 13:00~16:00 ソルラクトS輸液(500ml)

 16:00~19:00 ソルデム3輸液(500ml)

 19:00~19:30 抗生剤(チエナム点滴静注用キット0.5g)

 

 職場の先輩から見舞いのメールを貰った。全開したら何でも好きなものを奢ってくれるという。20年来の付き合いで、20年前にも同じ様なことがあった。いつもご自身よりも私を優先してくれる。照れくさいし面と向かってお礼を言ったことはないが(当然このブログの存在も知らない)、いつか先輩が本当に困ったとき一番力になってあげたい。