大腸憩室炎(入院13日目)

2013年5月22日(水)

 入院13日目に突入した。

 院長曰く、1時間半から2時間間隔でトイレにいきたくなる現象は、下行結腸が炎症を起こした際に、その裏側を通っている尿管と癒着を起こし瘻(道)ができてしまっているのではないかとの推測。その結果、尿が大腸に流れ込み、頻繁に便意が起こるが、排便すると無色透明の水が排泄されているのではないかとのこと。この推測から、今日、急遽尿検査を行うことになったものらしい(ちゃんと背景を説明して欲しい)。

 実は、この推測を聞いたとき、なるほどと思ったことがあった。それは、排便する際に、下行結腸の背中側に重苦しさを感じていたからだ。自分としては、今回の炎症以外に別の疾病が隠れているのではないかと内心ドキドキしていた訳だが、この推測を聞いて合点がいった。これまで実感していたことと辻褄が合うのである。

 なお、この瘻ができる現象は、それほど珍しいことではないらしく、大抵の場合、自然治癒するそうで、あまり心配しなくてもよいらしい(その後、徐々にではあるが、無色透明の排便回数は減少してきている)。

 上記の病状を重く見ているからではないと思うが、食事は依然として「おもゆ」、治療も抗生剤+輸液セットの治療は変わっていない(ただし、流動食開始に伴い、輸液は3本から2本に減少)。

 ほかの状況は、全く安定しており、自分自身では、今すぐにでも退院したいのであるが、実はまだ退院の「た」の字も医師の口からは聞いていない。明日あたりこちらから、そろそろ退院させて欲しいと切り出そうと思ったが、折悪しく、明日は院長が不在のため、最短でも金曜日にならないと判断はつかないとのこと(看護師からの説明)。

 

(今日の治療)

 10:00~10:30 抗生剤(チエナム点滴静注用キット0.5g)

 10:00~13:00 ソルラクトS輸液(500ml)

 13:00~16:00 ソルラクトS輸液(500ml)

 19:00~19:30 抗生剤(チエナム点滴静注用キット0.5g)

 

 今日は、このほか入浴のイベントがあった。ざっと2週間振りに風呂に入った。何度も書くが、普段あたりまえにしていることが、ひとつひとつ新鮮に有り難く感じられることは、闘病の功徳だと思う。

 でもね。でも、もうそろそろ功徳も積んだことだし、退院させて欲しい。どこも具合が悪くないのに、日がな一日ベットの上にいるのは正直辛い。何もしない(ベットの上でできる範囲で何をしていてもよい)というのが、思いのほか根気と胆力の要ることだと気づく。

 

(蛇足)

 今日も一日「おもゆ」でした。看護師さんに聞いたところ、明日も一日「おもゆ」とのこと。不謹慎ながら、できることなら「おもゆ」一杯とタバコ1本またはコーヒー一杯を交換して欲しい。